どうも緋色です。
12月ですね!年末ですね!
”つみたてNISAの40万円枠”、使い切りましたか?
今回はそんな方の為に、”つみたてNISAの40万円枠”をキッチリ使い切る方法について解説したいと思います。
- つみたてNISAを「楽天証券」で「楽天カード」払いで自動積立設定をしてらっしゃる方
- つみたてNISAの40万円枠をキッチリ使い切りたい方
早速、いってみましょう!
「自動積立購入」をしているとブチ当たる問題
つみたてNISAは、「楽天証券」で「楽天カード」を使って自動積立購入するのがとてもお得なので、私を含めて大勢の方がやってらっしゃると思います。
毎月の設定額は、「ドルコスト平均法」でリスク分散するならば、33,333円になっていると思いますが、1年に換算すると、
33,333円×12ヵ月(1年)=399,996円
なので、12月に買付を終えると4円余ってしまいます(^^;
「4円だけ追加で手動注文すればいいんじゃね?」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、投資信託って、1口最低100円以上じゃないと買えないんですね。毎月、手動購入で調整されてる方もいらっしゃるかもしれませんが、私を含めて、殆どの方が自動購入の設定になっていると思います。
そんな方が、この余った4円を使い切るにはどうすれば良いのか?それには、「増額設定」を利用すれば解決出来ます(^^)/
※但し、12月の買付を終えた時点で残りの枠が100円未満の方は、この方法を使うことが出来ません。予めご了承下さい。
「増額設定」の手順
※始める前に、この方法で40万円の枠を使い切るにあたって、以下の点に注意して設定して下さい。
- 楽天カードによる自動積立設定の翌月買付分の変更は、前月12日までに行う必要があります(私の場合、12月分で40万円の枠を使い切る必要があったので、11月12日以前に設定を行いました)。
- 12月買付分以外の設定でも使える方法ですが、分かり易さを考えると、1月か12月に行うのが良いと思います。
- 「増額設定」は設定した年のみ有効なので、この方法で40万円の枠を使い切るには、毎年行う必要があります。
1.まずは、楽天証券にログインし、画面上部の「NISA つみたてNISA」をクリック。
2.画面右側にある、「積立設定一覧」をクリック。
※私の場合は、既に増額設定をして12月の買付を終えていますので、上図のような状態になっています。
3.設定したいファンドの「変更」をクリック。
4.画面中央付近までスクロールすると、下図のように増額設定の項目があるので、「する」をクリックして、増額金額を「4円」と入力。
5.あとは、画面下の「内容確認へ」をクリックして訂正後の内容を確認してから、「取引暗証番号」の入力して、「設定する」をクリック。
画像引用元:楽天証券
これで完了です。購入日の1日以降に確認すると、12月分の「積立購入」が”33,337円”となり、「残り設定可能額」が”0円”となっているので、2021年分の40万円枠を全て使い切れたことが分かります。
余った4円を使い切る為に、ここまでする必要はあるのか?
しっかりと方法を書いておいて何なんですが、ここまでして4円を使い切るメリットがあるのかについても考えてみました。
この4円分投資信託を買った場合と買わなかった場合とで、20年後どのぐらい差が出るのでしょう?「年金終価係数」を使って計算してみました。
年利5%として、毎年4円を20年間積み立てた場合の金額は、
4円×33.66(年金終価係数)=132.264円
約132円の差ですね(笑)しかし、これをどう思うのかは、この記事を読んで下さっているあなた次第です。少しでも得したいなら、やってみる価値はあると思います。
ジュニアNISAの80万円枠も使い切ってみた
同じ理由で、子供達のジュニアNISAの80万円枠も使い切ることにしました。
ジュニアNISAも、毎月の設定額は「ドルコスト平均法」でリスク分散するならば、66,666円になっていると思いますので、1年に換算すると、
66,666円×12ヶ月(1年)=799,992円
なので、12月に買付を終えると8円余ってしまいます。
しかし、ジュニアNISAは、
- 楽天カードでの買付が出来ない
- 「増額設定」が無い
という制約があるので、「ボーナス設定」を利用してやることにしました。
※こちらの方法も、12月の買付を終えた時点で残りの枠が100円未満の方は使うことが出来ません。予めご了承下さい。
「ボーナス設定」の手順
※ここでも、80万円の枠を使い切る為の注意点を述べておきたいと思います。
- ”80万円の枠全て、投資信託の買付をする”という前提での方法です。
- 証券口座(楽天銀行マネーブリッジ)からの積立を前提としていますので、積立指定日にした日の前営業日(休業日は含まない)までに設定を行って下さい。
- こちらの方法も、12月買付分以外の設定でも使える方法ですが、分かり易さを考えると、1月か12月に行うのが良いと思います。
- 「増額設定」とは違い、「ボーナス設定」は1度設定すると翌年以降も設定が継続される為、「ボーナス設定」後に買付を終えた後は、すぐに以前の設定に戻しておくのが良いと思います。
1.子供名義の未成年口座にログインし、画面上部の「ジュニアNISA」をクリック。
2.「投資信託を注文する」をクリック。
3.画面左上の「積立設定」をクリック。
4.「積立設定一覧」をクリック。
5.画面中央付近の「変更」をクリック。
6.1口の注文が100円以上1円単位の為、下図のように入力すると分かり易いかと思います。
※「積立指定日」と「指定月1」はご自分の都合の良い日でOKです。
7.あとは、画面下の「内容確認へ」をクリックして訂正後の内容を確認してから、「取引暗証番号」の入力して、「設定する」をクリック。
これで完了です。購入日の1日以降に確認すると、12月分の「買付金額」が”66,674円”となり、「NISA買付可能額」が”0円”となっているので、2021年分の80万円枠を全て使い切れたことが分かります。
一応、余った8円に「年金終価係数」を掛けてみた
一応、つみたてNISAの時のように、ジュニアNISAで毎月66,666円を積立てた時、年末に余ってしまう8円に「年金終価係数」を掛けて、8円分の投資信託を買った場合と買わなかった場合との20年後の差を計算してみました。
年利5%として、毎年8円を20年間積み立てた場合の金額は、
8円×33.66(年金終価係数)=269.28円
約269円の差ですね。繰り返しますが、これをどう思うのかは、この記事を読んで下さっているあなた次第です。少しでも得したいなら、やってみる価値はあると思います。
まとめ
今回は、「つみたてNISAの40万円枠をキッチリ使い切るには?」について解説しました。最後にまとめで終わりたいと思います。
【つみたてNISA】
- 「増額設定」を利用して、自動積立設定の翌月買付分の変更を前月12日までに行う。これを毎年行う。
【ジュニアNISA】
- 「ボーナス設定」を利用して、自動積立設定を積立指定日にした日の前営業日(休業日は含まない)までに行う。一度設定すれば、翌年以降も設定が継続する為、買付後は設定を以前の状態に戻す。これを毎年行う。
※両方とも1月か12月にやるのが分かり易くてオススメ
今回は以上です。
最後までお読み頂きありがとうございました。
では、また!