どうも、緋色です。
今回は、FIREを目指す為のオススメ学習本第3回です。ご紹介するのは、ジョージ・S・クレイソンの「バビロンの大富豪の教え」です。
はい。前回と同じ台詞を言ってしまいますが、「来ましたね」(笑)こちらも有名な本です。古代バビロニア王国を舞台に、「お金に困らないように生きるためにはどうすれば良いのか?」を説いた名著です。約100年近くも読み継がれているだけあって、お金に関する真理が書かれてあり、説得力があります。
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- お金に困らない人生を送りたい
- FIREを目指したい
黄金に愛される7つ道具とは?
著書で語られている、「黄金に愛される7つ道具」についてご紹介します。
黄金に愛される7つ道具
- 収入の十分の一を貯金せよ
- 欲望に優先順位をつけよ
- 貯えた金に働かせよ
- 危険や天敵から金を堅守せよ
- より良きところに住め
- 今日から未来の生活に備えよ
- 自分こそ最大の資本にせよ
非常にシンプルで、当たり前の様なことも書いてありますが、1つ1つ、私なりに解釈し、自身に当てはめつつ、解説していきたいと思います。
①収入の十分の一を貯金せよ
7つ道具の中で最も分かり易いのがこれだと思います。書いてある通りのことを実行すれば良いので(笑)
なぜ1/10なのでしょう?これは、無理なく、確実に貯められる方法だからです。しかし、同時に最低ラインでもあります。
一時期、「老後2000万円問題」が話題になりました。(国が年金の他に2000万円必要になるって言って、炎上したアレです)サラリーマンの平均生涯年収が、手取りで約2憶だそうなので、新卒で入社してから定年までの手取り収入の1/10を貯金しているだけでクリア出来ちゃいます。夢理論ですが(笑)しかし、手取り収入の1/10を貯金しているだけでも、こんなに力があるのだということはご理解頂けると思います。
②欲望に優先順位をつけよ
これは、「家計管理をしっかりやれ」ということだと思います。①の道具で収入の1/10以上を無理なく、毎月確実に貯金するには、残りの9/10で毎月のやり繰りしなければなりません。その為には、家計管理が求められます。具体的には家計簿をつけることによって、家計の無駄を見直し、本当に自分にとって必要な物の優先順位がつけられるようになります。つまり、生活の満足度を落とすことなく、毎月1/10以上の貯金が出来るようになるということだと思います。
最近は、簡単に家計簿がつけられるアプリが有るので便利です!
③貯えた金に働かせよ
この項目は、日本人にとって最もハードルが高いと感じています。要は「投資をしろ」ということですから。
出典元:日本銀行調査統計局「資金循環の日米欧比較(2020年8月21日)」
上記のグラフをご覧の通り、日本人は欧米に比べ、金融資産の殆どを貯金に回していて、あまり投資をしていないことが分かります。「株なんて怖い」、「投資なんてギャンブルだ」こう思ってらっしゃる方も居るかと思います。しかし現在、銀行に預金していても利息なんて殆どつきませんし、終身雇用制度なんかも崩れてきています。つまり、安定した収入が得られない可能性が高まっていく中で、もし働けなくなっても、投資によって自分の資産を築いていくことは大切だと思います。
現代は、インターネットで手軽に投資が出来る時代です。ネット証券で口座を開けば、手数料が無料の物も多く、信託報酬も安い、優良なインデックスファンドがあります。FIREの為には高配当株への投資も考えなければいけませんが、まずは、インデックスファンドを毎月定額で少しずつ買い付けていく(ドルコスト平均法)のが良いでしょう。
④危険や天敵から金を堅守せよ
これは、「天災」や「詐欺」、「盗難」などの自然災害や犯罪などから財産を守ることだろうと想像出来ると思います。もちろんそれも大事ですが、自然災害や犯罪以外でも我々の周りには財産を失ってしまう危険は身近に存在するのです。具体的キーワードとして、以下に挙げます。
- 借金
- 税金
- 手数料
- 安心
- 見栄
- 最新
- 記念
⑤より良きところに住め
ここは、人によって解釈が分かれるところだと考えています。
主に2つの意見があります。
- 住居は幸せな生活に密接に関わるもので、資産を増やすモチベーションの為、安くて広い借家ではなく、心を豊かにする投資として、より良きところに住め
- 単純に自分の資産となるように、資産価値の高いものとして、より良きところに住め
書籍自体や、いくつかの書評ブログを拝見する限りではこのように解釈が分かれますが、私の考えは、「将来実家を出て、賃貸か中古物件に住む」です。
私は現在、妻や子供達と一緒に、両親の住む実家で暮らしています。そこから会社まで片道約65kmの長距離を、自家用車で毎日通っています。通い始めてから結構な年数が経ちますが、下の子が生まれた頃から、体力的にキツくなってきました。そこで、将来は両親とは別に、会社の近くに家族で引っ越したいと考えていますが、それだと妻が現在の仕事を辞めなければならないのと、何より、FIREを目指す為に実家に戻った経緯があるので、別に住むとなると、今よりお金がかかってしまうのを危惧しています。日本の家は将来的に資産価値が落ちてしまうのが大半とのことなので、妻と話し合い、実家を出るなら賃貸か中古物件にしようかと考えています。
⑥今日から未来の生活に備えよ
「将来働けなくなった時に備える」とういう解釈が最もだと思いますが、FIREを目指している私としては、「インデックス投資で資産を増やしたり、副業であるこのブログを収益化するには時間が掛かる」よって、「思い立ったら1日でも早く行動に移すことが大切である」とも解釈しています。お金は欲しいけど、「難しそう」、「大変そう」だといって、なかなか行動に移さないのは時間の無駄です。
⑦自分こそ最大の資本にせよ
「投資をしてお金を増やす」、「仕事や副業を頑張って稼ぎを得る」これらは、全て自分自身の行動で起こるものです。株や不動産といった不労所得を得るにも、自分で勉強したり、実際に行動に移すことによって、はじめて得られるのです。また、お金を貯えたり、守ることにも繋がります。「自分自身で勉強し、行動することで利益を得えられる」先の黄金に愛される6つの道具もこの⑦の道具をを生かすことによって、はじめて、本来の効果を発揮することが出来るのだと考えています。
仕事の他に、投資や副業の勉強をして行動し、実際に稼いでいるのは、結局のところ自分です。なので、自身の健康にも注意しないとですね(笑)
FIRE学習本を読むオススメの順番
ここまで「黄金に愛される7つ道具」をご紹介してきました。この他にも書籍では、それをさらに昇華させた「『お金』と『幸せ』を生み出す5つの黄金法則」も紹介されていますが、さすがにネタバレが過ぎるので、詳細は控えさせて頂きます。こちらも非常に勉強になるので、是非、お読み頂ければと思います。
さて、今まで3冊の「FIREを目指す為のオススメ学習本」をご紹介してきました。
今まで私が読んだ本の中から厳選し、最低でもこの3冊を読めば、FIREを目指す為の基礎知識を得られるだろうとの判断から、先にご紹介しました。
この3冊のを読むオススメの順番が有りまして、これからFIREを目指される方で、お金に関する勉強をこれからされるという方は、以下の順番に読まれることをオススメします。
- バビロンの大富豪の教え
- 本当の自由を手に入れるお金の大学
- 本気でFIREをめざす人のための資産形成入門
本を紹介した順と真逆ですね(笑)なんとなく「FIREブログなんだから、FIREに近そうな順」で紹介してしまいました。(ちなみに私は、適当に①→③→②の順で読みました)あくまでも、「お金に関する勉強をしてこなかった人がFIREを目指す為には?」という基準で選んだ順番ですので、お好きな順序で読んで頂いて構いません。
この順番にした理由は、まずは①で「お金に関する不変の真理」を学び、②で「現代に則したお金に困らない為の基礎知識」を身に着け、③でいよいよ「FIREを目指す為には?」について学ぶ。この順番が最も理解し易いと考えたからです。
また、②、③の考え方の根幹は、①の「黄金に愛される7つ道具」に対応するとも考えたからです。以下の表にまとめます。(※あくまでも私の解釈になります)
①バビロンの大富豪の教え | ②本当の自由を手に入れるお金の大学 | ③本気でFIREをめざす人のための資産形成入門 |
収入の十分の一を貯金せよ | 貯める力 | 支出の最適化 |
欲望に優先順位をつけよ | 貯める力 | 支出の最適化 |
貯えた金に働かせよ | 増やす力 | 高配当株、連続増配当株投資 |
危険や天敵から金を堅守せよ | 守る力 | NISAの利用して節税、債権の購入による分散投資(?) |
より良きところに住め | 増やす力、使う力 | 該当なし |
今日から未来の生活に備えよ | 貯める力、増やす力 | 20代の若いうちから投資を始める(?) |
自分こそ最大の資本にせよ | 稼ぐ力、使う力 | 入金力を高める(?) |
②、③の考え方を①に当てはめてみました。②はともかく、③はちょっと無理がありましたね(笑)(特に”?”のところ)まぁ、投資がメインの本なので仕方ないですが。こうしてみると、「バビロンの大富豪の教え」がいかにお金に関する基本をおさえているかが分かります。「本当の自由を手にお金の大学」もしっかりとおさえているので、申し分ないですね。「本気でFIREをめざす人のための資産形成入門」は投資に特化してる印象です。
以上のことから、先述のオススメの順で読めば、お金に関すること及びFIREについての一通りの理解が出来るようになると思います。
今回は以上です。
最後までお読み頂きありがとうございました。
それでは、また!