両学長さんの動画によると、まずは毎月の固定費の見直しが最も簡単かつ、効果が大きいとのこと。そのためには、家計の管理をしている妻の協力が必要です。何せ家計簿をつけているのは妻ですから。(私自身は結婚前からつけたことがありません。妻に感謝です!)協力を仰ぐときに、妻にはFIREのことを説明し、自分もFIREをしたいことを熱意をもって伝えました。呆れられるかとも思ったのですが、
と、あっさりOK(笑)早速妻の協力のもと、家計簿のチェックをしてみることに――。
いたたまれない気持ちになりました。FIRE、FIREと言っておきながらこの体たらくです。こんな状態の家計なのに、今まで家計簿をつけている妻が不機嫌になったり、困ったりしているのを見たことがなかったので、何だかんだで少しずつ貯金は出来ているだろうと思っていたからです。このころには2人目の子供が生まれていました。このままでは将来が不安なので、まずは固定費をどのくらい削れるのかを模索し始めました。
――と、その前に疑問が湧きました。「そもそもウチの総資産て、どのくらいあるのだろうか?」と。
――そして、計算してみた結果は――。
驚きました。毎月赤字だと妻は言っていたので、もっと低い金額だと思っていましたから……。
もう、全然貯金出来てなかった私からしてみればすごい話でした。今思い返してみると、結婚前のデートの待ち合わせの時に、妻はいつもボロボロの中古の軽に乗ってきていました。当時新車で購入したスポーツカーに乗っていた私からしてみれば、もっと良いクルマに乗れば良いのにと思っていましたが、クルマに興味の無い妻は「乗れれば何でも良い」と言っていました。確かにお金のことを考えるとそうなんですよね。移動手段としての価値以上のものを求めなければ、すぐに故障しなさそうな中古車で十分なのです。これは両学長さんの動画でもおっしゃていました。そして、よく世間では高年収の人がもてはやされますが、そうではなく、(我々の場合は、義理の両親が残してくださったお金も有り、それにも感謝しつつ)やはり大事なのは収入よりも貯蓄率なのだと改めて思いました。だから年収220万円の妻でも、ここまで資産を蓄えることが出来たのです。もう、鬼ですね。鬼。「貯金の鬼」です。妻を見習おうと思いました。